日本人出国者数、5月は8.8%増の137万3000人、5月として過去最高を記録
国際観光振興機構(JNTO)によると、5月の日本人出国者数は前年比8.8%増の137万3000人となり、5月としては過去最高の日本人出国者数を記録した(JNTO推計値)。好結果をもたらした要因として、今年は長期のゴールデンウィーク休暇を取りやすい曜日配列であったこと、円高が急進し海外旅行の割安感が出国を後押ししたとJNTOは分析。また、昨年は訪中、訪韓日本人旅行者が反日デモ、竹島領有権問題の浮上で減少したため、今年はその反動が生じたと見られる。1月から5月までの累計は0.5%増の698万5000人であった。
5月の訪日外客数も5月として過去最高となる前年比10.4%増の58万6200円を記録。韓国人訪日客の短期滞在者に対する査証免除措置や訪日中国人団体観光旅行のビザ発給地域の中国全土開放、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の成果等が日米間の航空便の減少や円高の影響を抑えたと見られる。
国別の伸び率では、三連休が2回生じたことで海旅が活発化した香港が前年比42.8%増と最も高くなった。次いで韓国が41.1%増、中国が27.0%増、フランスが12.2%増、英国が9.0%増、ドイツが2.3%増となり、台湾が4.0%減、米国が1.1%減と減少した。
5月の訪日外客数も5月として過去最高となる前年比10.4%増の58万6200円を記録。韓国人訪日客の短期滞在者に対する査証免除措置や訪日中国人団体観光旅行のビザ発給地域の中国全土開放、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の成果等が日米間の航空便の減少や円高の影響を抑えたと見られる。
国別の伸び率では、三連休が2回生じたことで海旅が活発化した香港が前年比42.8%増と最も高くなった。次いで韓国が41.1%増、中国が27.0%増、フランスが12.2%増、英国が9.0%増、ドイツが2.3%増となり、台湾が4.0%減、米国が1.1%減と減少した。