主要50社、4月の総取扱額は海外・国内ともに前年割れで1.6%減

  • 2006年6月12日
 主要50社の4月の総取扱額は前年比1.6%減の4346億7201万4000円となり、海外、国内共に減少した。総取扱額で前年増を記録しているのは半数の25社。このうち、海外旅行は1.0%減の1844億6470万9000万円、このうち募集型企画商品については1.8%減の579億7925万3000円、取扱人数は3.6%減の33万1745人。募集型企画旅行の単価は前年から4511.7円高い17万4770.5円となっている。

 海外旅行はゴールデンウィークの出発日が4月から5月にピークが移動したことを主要因として前年を割る結果となった。海外旅行取扱額の各社個別実績は、取扱額順はジェイティービーグループ13社が332億8304万7000円(0.3%増)、次いで阪急交通社の202億7890万9000円(10.0%減)、エイチ・アイ・エスの182億7002万2000円(6.6%増)、ジェイティービーワールドバケーションズの171億3915万8000円(6.5%増)、近畿日本ツーリストの125億6098万5000円(8.7%減)と続く。
 また、伸び率については海外旅行取扱実績のある48社中、26社が前年増を記録。伸び率が最も大きい順では、ユナイテッドツアーズの23.7%増(13億7297万8000円)、日立トラベルビューローの18.6%増(13億3943万5000円)、北海道旅客鉄道の16.4%増(1億7407万8000円)、ANAセールスの15.4%増(40億2204万9000円)、小田急トラベルの14.6%増(4億3397万1000円)。

 また、国内旅行は2.1%減の2476億943万1000円、取扱のある44社のうち20社が前年増を記録した。また、募集型企画旅行は1.2%減の690億187万7000円、取扱人数は304万9273人、単価は昨年4月から1494.5円安い2万2629.0円。国内は昨年の愛・地球博開催による増加もあり、この反動でマイナスとなった。
 外国人旅行については、取扱のある24社中16社が前年増を記録し、総取扱額でも4.7%増の25億9787万4000円となった。ブランド商品については25.6%減の2億6295万円、取扱人数は28.4%減の9132人と愛・地球博による取扱増の反動を受けた形だ。

※ジェイティービーについては、4月1日から13社に分社化しているが、文中では「ジェイティービーグループ13社」と記載。下記表には13社各社、および「ジェイティービーグループ13社」をそれぞれ記載。


▽主要50社 2月取扱額(PDF版)
http://www.travelvision.jp/html/data_files/50agent2006_04.pdf

▽主要50社 2月取扱額(エクセル版)
http://www.travelvision.jp/html/data_files/50agent2006_04.xls