ミキ・ツーリスト、クルーズのFIT客増加を目指す、「みゅう」と合同で発表会

  • 2009年3月6日
 ミキ・ツーリストは3月2日と3日、東京で個人向け旅行ブランドの「みゅう」タリフと日本総代理店を務めるロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)&セレブリティクルーズ商品の発表会を開催した。みゅうのタリフとクルーズ商品を合同で発表するのは今回が初めてのこと。みゅうワールド・クルーズセンターの次長・田澤章二氏は、「クルーズの送客数は年間1万人。そのうちFITは2000人で、伸びがよくない。みゅうの代理店の方々の力を借りたい」と、合同開催の目的を述べ、参加者にクルーズ販売への協力を訴えた。
 ミキ・ツーリストではクルーズのFIT客が増えない利用の一つを“言葉の壁”と認識。RCIの地中海クルーズにも日本人コーディネーターを乗船させ、日本語による寄港地観光も開始すると説明した。現在は対象クルーズ船のうち5割の乗船だが、今後は全てのクルーズへの乗船を目指す。
 そのほか発表会では、地中海クルーズとホテル前泊、送迎をあわせたユニット商品とその料金や、今年6月に就航する世界最大の「フリーダム・オブ・ザ・シーズ」(15万8000トン)の船内と、同船が運航する西カリブ海クルーズの魅力を紹介。また、クルーズ販売未経験者にもわかりやすいように、各客船のカテゴリーやクルーズ商品の特徴などを案内した。

▽みゅうはクロアチアやアイスランドを掲載

 みゅうでは今年、消費者向けに主要国別の8種類のタリフと、旅行会社向けの合冊タイプのタリフを作成した。みゅうで取り扱う620都市、3500軒のうち、FITにふさわしい立地でアロットの多いホテルを厳選し、タリフには230都市2100軒を掲載。都市では今年から、クロアチアのザグレブやドブロブニク、アイスランドのレイキャヴィクなどを掲載したほか、イタリアのローマとベネチアの「エコノミートランスファー」やフィレンツェの「ウフィッツィ美術館の入場予約代行」など、新サービスや手配も開始する。
 なお、発表会は今後、札幌、仙台、大宮、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡でも開催する。スケジュールは関連過去記事を参照のこと。

▽関連過去記事
ミキ・ツーリスト、全国9都市で「みゅう」とクルーズ商品の発表会を開催へ
[掲載日:2006/02/13]
https://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=23051