AIU、海外旅行傷害保険の補償範囲を拡大、妊婦の治療も対象に

  • 2005年4月15日
 AIU保険は海外旅行傷害保険の補償範囲を拡大する。これは海外旅行中に、被保険者が傷害、および疾病の治療のため、帰国後に入院した場合、被保険者本人を含む家事従事者が家事を行えなくなった場合のホームヘルパーの雇用費用、保育所への託児費用などを実費で支払う特約を付加したもの。例えば、家族で海外旅行中に母親が負傷し、帰国後、国内で再入院した際、治療費用は従来通り保険金の支払い対象となる。今回の補償範囲拡大では、父親が日中に仕事で家事をする時間がない場合に、夕食の準備、洗濯など家事を任せるホームヘルパーを雇う費用の支払いが加わる。
 さらに、今回の改定では22週未満の妊娠早期について、流産や子宮外妊娠などを原因とした治療行為に対して、追加保険料なしで、通常の疾病治療と同じ扱いで保険金を支払うことで、新婚旅行時に起きるトラブルに対応する。
 なお、この改定は6月1日以降に出発する契約に関して、4月20日からの販売契約に適用される。移行期間中は、既に販売済の契約について6月1日以降に発生した事故に関して補償の対象となる。