JALグループ、ANAグループの年末年始期間（平成15年12月26日から平成16年1月7日）の予約状況が出揃った。このうち両グループ合わせた日本発国際線は、提供座席数が49万2809席、総予約数は39万1409人、予約率は79.4％となっている。このうちJALグループは提供座席数が前年比1.2％減の38万9257席、予約数が9.3％増の31万4298人、予約率は80.7％だ（日本発）。路線別では中国線が2万1603人で予約率が42.5％と低調だが、オセアニア線の予約率100％をはじめ、米大陸線の95.0％、グアム・サイパン線の92.1％、ホノルル線の88.8％と上々だ。臨時便はホノルルに113便、グアム線の10便をはじめ、合計140便を予定し、前年実績の96便を大きく上回る予定だ。また、日本発で予約率が90％以上となるピークは27日の93.3％、28日の90.8％、日本着では2日から4日までが90％以上で、このうち3日が96.9％となっている。
　ANAグループは提供座席数が5.7％増の10万３552席、6.8％増の7万7111人、予約率は74.5％だ。路線別の予約率は米州線が97.8％、欧州線が81.6％、アジア／太平洋線が70.8％となっている。臨時便は成田／ホノルル線で8便、成田／バンコク線で6便、関西／グアム線で6便、合計20便の運航を予定する。日本発で予約率が80％以上となるピークは12月27日の83.3％、28日の84.5％、1月4日の86.9％、日本着は1月2日から６日まで80％以上で、このうち4日が96.6％と最も高い。
　なお、国内線は提供座席数が533万7660席、予約数は347万2629人、予約率は65.1％だ。JALグループが3.5％減の175万9095人で予約率65.0％、ANAグループは7.3％減の171万3534人で予約率が65.1％となり両グループとも前年を下回る。このうちJALグループでは元旦にバーゲンフェアを設定し、需要喚起を図っているという。

▽年末年始の予約状況（国際線は日本発、国内線は上下線）
[提供座席数(前年比)／総予約数(前年比)／予約率]
国際線／JALグループ／38万9257席(1.2％減)／31万4298人(9.3％増)／80.7％
ANAグループ／10万3552席(5.7％増)／7万7111人(6.8％増)／74.5％
国内線／JALグループ／270万4408席（-）／175万9095人（3.5％減）／65.0％
ANAグループ／263万3252席(3.9％減)／171万3534人(7.3％減)／65.1％

▽JALグループ路線別予約状況[予約数／予約率]
ホノルル線　　　　　5万6343人／88.8％
米大陸線　　　　　　3万1787人／95.0％
欧州線　　　　　　　3万2869人／85.2％
東南アジア線　　　　7万6586人／87.6％
オセアニア線　　　　1万9815人／100.0％
グアム・サイパン線　2万5842人／92.1％
韓国線　　　　　　　2万8895人／74.9％
中国線　　　　　　　2万1603人／42.5％

▽ANAグループ路線別予約状況[予約数／予約率]
米州線　　　　　　2万6268人／97.8％
欧州線　　　　　　2万089人／81.6％
アジア／太平洋線　10万4462人／70.8％