9月の延べ宿泊者数2.6%減、外国人は9.2%減 旅館・リゾートの稼働率は上昇
観光庁の宿泊旅行統計調査によると、2026年9月の延べ宿泊者数(第1次速報)は5282万人泊で、前年同月比2.6%減となった。日本人は4117万人泊(0.6%減)、外国人は1165万人泊(9.2%減)。全体の減少は、外国人の落ち込みが大きく影響した。
8月の延べ宿泊者数(第2次速報)も6240万人泊で、前年同月比7.2%減だった。日本人は5001万人泊(5.9%減)、外国人は1239万人泊(12.0%減)。9月は8月に比べて全体、国内・外国人とも減少幅が縮小したものの、前年同月を下回る状況が続いた。
| 月 | 全体 | 日本人 | 外国人 |
|---|---|---|---|
| 9月 第1次速報 | 5282万人泊前年同月比 2.6%減 | 4117万人泊前年同月比 0.6%減 | 1165万人泊前年同月比 9.2%減 |
| 8月 第2次速報 | 6240万人泊前年同月比 7.2%減 | 5001万人泊前年同月比 5.9%減 | 1239万人泊前年同月比 12.0%減 |
旅館・リゾートホテルの稼働率は前年を上回る
9月の客室稼働率は全体で62.6%となり、前年同月から0.2ポイント低下した。施設タイプ別では、旅館が43.8%(5.0ポイント上昇)、リゾートホテルが60.5%(3.5ポイント上昇)と改善した。一方、ビジネスホテルは76.9%で前年並み、シティホテルは74.6%(1.0ポイント低下)、簡易宿所は27.5%(3.0ポイント低下)だった。
8月の全体稼働率は64.6%で、前年同月から1.1ポイント低下。施設タイプ別では旅館が47.8%(2.1ポイント上昇)だった一方、リゾートホテルは65.9%(1.6ポイント低下)、ビジネスホテルは76.3%(0.1ポイント低下)、シティホテルは72.4%(2.9ポイント低下)、簡易宿所は36.0%(3.1ポイント低下)となった。
8月は地方部の宿泊シェアが拡大
8月の延べ宿泊者数を地域別にみると、三大都市圏を除く地方部のシェアは61.6%となり、前年同月から2.6ポイント上昇した。地域別のシェアでは北陸が1.0ポイント、中部が0.9ポイント、東北が0.8ポイントそれぞれ拡大した。
都道府県別では、東京都が前年同月比14.7%減、大阪府が21.9%減、沖縄県が21.2%減となるなど、都市部や主要観光地で減少が目立った。一方、鳥取県は37.6%増、高知県は29.3%増、愛媛県は27.5%増、茨城県は22.7%増だった。外国人延べ宿泊者数も、三大都市圏が15.6%減だったのに対し、地方部は4.9%減にとどまり、外国人宿泊者に占める地方部の割合は前年同月から2.7ポイント上昇した。
