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エアトリ、26年9月期利益予想を上方修正 旅行事業は成長鈍化も周辺事業が寄与、年間配当160円へ

  • 2026年9月13日

 エアトリは9月10日、2026年9月期(2025年10月~2026年9月)の連結業績予想を上方修正した。売上収益は従来予想の340億円を据え置く一方、営業利益(減損等控除後)は従来の15億円から30億円へ倍増、税引前利益は14億円から27億9000万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は6億円から19億5000万円へ引き上げた。今回から、同社が最重要の財務指標と位置付ける営業利益(減損等控除前)も開示し、45億3000万円を見込む。

 同社は旅行事業について、外部環境の影響に加え、「さらなる成長鈍化・競争激化」があると説明。一方で、インバウンド、IT開発、投資(エアトリCVC)、エアトリ経済圏その他の各事業が好調または堅調に推移し、利益の積み上げが進んだとしている。M&Aや資本業務提携を通じた事業ポートフォリオの拡充も継続する。

 8月14日に発表した第3四半期累計業績では、連結取扱高が前年同期比7.0%増の931億円、売上収益が35.4%増の271億3000万円、営業利益は減損等控除前で18.0%増の35億7000万円、減損等控除後で18.0%増の31億7000万円だった。同社はこの時点でも、旅行事業の成長鈍化と競争激化を挙げる一方、旅行以外の各事業セグメントが好調に推移しているとしていた。

 あわせて株主還元方針も大幅に強化する。2026年9月期から2028年9月期までを株主還元期間と位置付け、税引後営業利益(減損等控除前)の100%を年間配当額とする方針を決定。3年間で総額100億円超の配当を計画する。2026年9月期の期末配当予想は、前期の1株10円から160円へ引き上げる。今期予想の税引後営業利益(減損等控除前)31億7000万円を基準に算定した。なお、2029年9月期からは事業投資フェーズに入り、配当額を従来水準の1株10円に戻す計画としている。