国内宿泊旅行市場、実施率が伸び悩み停滞 じゃらん調査
リクルート・じゃらんリサーチセンター(高橋佑司センター長)がまとめた「じゃらん観光国内宿泊旅行調査2026」によると、25年度(25年4月―26年3月)1年間に国内宿泊旅行を行った人の割合を示す宿泊旅行実施率は前年度比0・4ポイント減の48・9%と微減で、伸び悩みが続く。延べ宿泊数は同0・3ポイント増の2億2372万人泊。停滞が続くが旅行市場は一定の水準を保っている。
実宿泊旅行者数は同0・7ポイント減の4589万人。旅行実施者の年間平均旅行回数は2・78回、宿泊旅行1回あたりの平均宿泊数は1・75泊とほぼ前年並みだった。
性・年代別では、宿泊旅行実施率は前年度に引き続き18―29歳女性がトップの61・8%で唯一6割を超えるが、それでも微減。30代女性53・4%、18―29歳男性53・0%、60代男性51・2%までが5割超え。延べ宿泊旅行者数で18―29歳の減少幅が大きく、男女ともに若年層の旅行実施率は高いが、旅行量は前年を下回る。
延べ宿泊旅行者数を都道府県別でみると、最高は東京都の1102万人で、以下北海道、大阪府、静岡県、神奈川県、千葉県、長野県、京都府、福岡県、沖縄県までがトップ10。大阪府や静岡県、福岡県の増加幅が大きく、増加率では徳島県、大阪府、佐賀県の伸びが目立つ。
宿泊旅行費用総額は、推計で8兆3883億円で、前年度を2千億円程度上回る。うち87・7%、7兆3586億円を個人旅行が占める。総額のうち43・8%が現地消費。宿泊費は2兆2243億円で、全体シェアは26・5%。1回の旅行でかかった1人あたりの費用は6万5700円と年々増えている。
同行者は1位が26・0%の「夫婦2人」、2位が18・5%の「一人旅」で前年と変わらず。男性は18―29歳、50代「ひとり旅」の割合が高く、18―29歳女性では「友人と」「恋人と」が多い。30―40代は親子旅行、50代では「夫婦2人での旅行」が高くなるなど同行者の傾向に変わりはない。
宿泊旅行の目的は、「地元の美味しいものを食べる」43.・7%がトップ。「温泉や露天風呂に入る」「宿を楽しむ」が続く。前年度から「宿を楽しむ」は増加したが、「地元の美味しいものを食べる」は減少。食、温泉、宿といった定番が上位だ。
調査は4月に実施、7月15日に結果を発表した。有効回答数は1万5548件。
情報提供:トラベルニュース