主要レジャー施設の26%が2026年に値上げ、テーマパークのフリーパス平均は初の5000円超え

  • 2026年7月23日

 帝国データバンクの調査によると、国内の主要レジャー施設191施設のうち、2026年にチケット料金を値上げする施設は50施設、全体の約26%となった。値上げ施設は前年から3割減少した一方、テーマパークのフリーパス平均価格は調査開始後初めて5000円を突破した。

 調査対象は、全国のテーマパーク・遊園地、水族館、動物園の計191施設。2026年にチケット料金を引き上げる施設は50施設で、前年の71施設から減少した。ただし、人件費や電気代、飼育費などの運営コスト上昇を料金に転嫁する動きは続いている。

 施設別では、テーマパーク・遊園地101施設のうち32施設が、フリーパスを含むチケット料金を値上げした。値上げ施設数は2025年の51施設を下回ったものの、対象施設の約3割が価格を改定した。水族館の値上げ施設は7施設で前年から減少し、動物園は11施設で前年を上回った。

 2026年の一般券の平均価格は、大人1人当たり1768円となった。2025年の1697円から71円、4.2%上昇し、金額ベースの上昇幅は2022年の調査開始以来最大となった。

 テーマパークなどで導入されるフリーパスの平均最高価格は5033円で、前年から158円、3.2%上昇した。平均価格が5000円を超えるのは初めて。一方、値上げ幅は3年ぶりに100円台にとどまり、急速な価格上昇には一服感もみられる。

 一般券とフリーパスの平均価格差は、2022年の2571円から2026年には3265円へ拡大した。価格倍率も2.7倍から2.8倍に上昇している。ゴールデンウイークや夏休み、土日祝日に料金を引き上げる変動料金制の導入が確認された施設は、少なくとも32施設に上った。待ち時間を短縮できる追加料金型チケットの導入も、来場者1人当たりの支払額を押し上げている。

 施設ジャンル別の一般券平均価格は、水族館が2202円で最も高かった。水族館は飼育費や水質維持に必要な電気代の影響を受けやすく、2022年の1636円から34.6%上昇した。テーマパークは1728円で前年比6.5%増、動物園は1473円で最も低かった。

 帝国データバンクは、今後もレジャーチケットの値上げが続くとみる一方、一律的な価格改定から、付加価値の高いチケットや変動料金制、訪日外国人向け料金などを組み合わせた価格戦略へ移行すると分析している。施設側には価格に見合う体験価値の提示が求められる。