国内宿泊予約で公式サイト利用が急伸、OTA中心の構図に変化
アイリッジが実施した国内旅行調査によると、直近1年間に国内旅行をした人の割合は58.6%となり、2024年の前回調査から10.2ポイント減少した。物価高を背景に旅行を控える動きが広がる一方、一人旅や「推し活」を目的とした旅行が定着。旅行情報の収集では生成AIの利用が進み、宿泊予約ではホテル・旅館の公式サイトが存在感を高めている。
直近1年間に国内旅行をした割合は58.6%で、旅行に行かない理由では「旅行費用が高い」が「旅行に興味がない」を上回り、特に40代のファミリー層で経済的な負担が旅行を控える要因となっている。
旅行の同行者は「夫婦・パートナー」「家族」に続き、「1人」が25%となり、「友人」を上回った。若年層を中心に「推し活」や「聖地巡礼」を目的とする旅行も1割を超え、同行者との日程調整より、自分の関心や時間効率を優先する旅行スタイルが広がっている。
旅行計画時の情報源では、生成AIがテレビや雑誌などの従来メディア、InstagramなどのSNSを上回った。一方、情報の信頼度は「公式サイトや公式SNS」が57%で最も高く、生成AIの回答の信頼度は10.9%にとどまった。旅行者は候補地の検索や比較には生成AIを活用しながら、営業時間や料金、予約条件などの最終確認では公式情報を参照しているとみられる。
宿泊予約では「楽天トラベル」と「じゃらん」が合計55%を占めたものの、ホテル・旅館の公式サイトを利用する割合は前回の4%から12.7%へと約3倍に伸びた。公式サイトを選ぶ理由として価格の安さが挙げられており、ベストレート保証や会員向け料金など、直接予約のメリットが利用者に浸透している可能性がある。
