「Get beneath the surface(日本の奥深くへ)」が導く、これからの日本旅行-インサイドジャパン創業者に聞く
-オーバーツーリズムが進む中、御社の役割はどう変わっていますか。
キング かつての私たちの役割は「アクセスを提供すること」でした。OTAが世界中数十万軒のホテルを載せる今とは違い、私たちが始めた頃、Expediaは日本のホテルを7軒しか載せていませんでした。高山でご夫婦が営むような旅館に、英語で直接予約することなどできなかった。それを可能にすることが、当時の私たちの価値でした。
しかし今、宿泊や交通の手配はコモディティ化してしまいました。誰もホテル予約に手数料を払おうとは思いません。私たちが今提供すべき価値は、人と場所を正しいタイミングでつなぎ、旅がただの「観光地巡りの流れ作業」にならないようにすることです。オーバーツーリズムが進むほど、「Get beneath the surface」という理念の重みはむしろ増していると感じています。
ドネリー もう一つ、この25年で重要性が増したのが「サポート」です。当社には英国・日本・米国のスタッフがタイムゾーンをリレーする、24時間365日のカスタマーサポート体制があります。地震や悪天候など、旅先で何かが起きた時に頼れる存在がいるという安心感を、今のお客様はより強く求めていると感じます。
-地方創生・地域のサプライヤーとの連携についても伺いたいと思います。