外国人材の就労意欲高水準も83.7%が他国就労に関心、韓国への関心理由に「日本より給料が高い」

  • 2026年7月13日

 マイナビグローバルが日本在留外国人1732人を対象に実施した調査で、95.8%が現在の在留資格終了後も日本で働きたいと回答した。一方、5年以上の就労を希望する割合は前年調査から減少しており、日本と出身国以外での就労に関心を持つ人も83.7%に上った。

 調査によると、今後5年以上働きたいとする人は、前年の76.3%から61.6%へ低下した。2~5年を希望する割合は21.5%から34.2%へ上昇しており、日本で働く意向は強いものの、長期就労を前提とする人は減少している。

 出身国別では、ベトナム人材の5年以上の就労希望が前年比18.4ポイント減の63.3%となった。インドネシア人材も10.9ポイント減の68.5%だった。一方、ミャンマーは82.5%、ネパールは88.7%となり、出身国によって長期就労への意向に差がみられた。

 日本と出身国以外で働くことについては、56.2%が「働いてみたい」、27.5%が「関心はある」と回答し、合計83.7%が他国での就労に関心を示した。日本で働き続けたい人が大半を占める一方、日本が唯一の選択肢ではない実態も浮かび上がった。

 関心のある国は韓国が16.5%で最も多く、オーストラリアが13.6%、中国が10.7%で続いた。韓国を選んだ人の理由は「その国の文化が好きだから」が31.4%で最多となり、「日本より給料が高いから」が28.4%で2番目に多かった。文化的な魅力に加え、賃金水準も就労先の選択に影響していることがうかがえる。

 特定技能2号で働く意向を持つ人は86.5%で、前年から2.5ポイント上昇した。在留資格別では、技能実習が97.1%、特定活動が97.6%、特定技能が95.2%となり、長期就労や家族帯同につながる特定技能2号への関心は高い。

 円安や各国の賃金上昇、外国人材の受け入れ政策が進むなか、日本企業には採用数の確保だけでなく、賃金、キャリア形成、生活支援を含めた定着策が求められる。