HIS、2026年GW旅行動向を発表 海外・国内ともに大幅回復
HISが発表した2026年ゴールデンウィークの旅行予約動向によると、海外・国内ともに前年を大きく上回り、需要の回復が鮮明となった。日並びの良さを背景に旅行意欲が高まり、特に海外では高単価・遠距離旅行の回復が進んでいる。
同社のゴールデンウィーク(4月24日~5月6日)の予約状況によると、海外旅行の予約者数は前年比126.7%と大幅に増加し、平均単価も21万8400円と同104.3%に上昇した。日並びが良く最大12連休も可能なことから、5連休に絡めた日程が人気で、出発日は5月2日が最多となっている。
方面別ではアジアが全体を牽引し、特に東アジアが高い構成比を占める。ランキングでもソウル、台北、ホノルル、バンコクといった定番都市が上位を占め、近距離需要の強さが際立つ。一方でヨーロッパは前年比134.2%と伸長し、遠距離旅行の回復も進んでいる。チェジュ島が新たに上位入りした背景には大型クルーズ船の寄港増加があり、クルーズ需要は日本発着で前年比354.1%と大きく伸びた。なお中近東は情勢不安の影響もあり82.6%と前年割れとなった。
国内旅行も好調で、予約者数は前年比138.3%と海外を上回る伸びを示した。平均単価は9万2600円でやや低下したものの、需要の裾野が広がっている。行き先は沖縄、北海道、長崎など定番が上位を占め、特に沖縄は前年比149.1%と全体を牽引した。出発日は海外同様に5月2日が最多で、連休初日や合間の平日に出発が集中する傾向がみられる。
足元では中東情勢の緊迫化による航空運航への影響や燃油サーチャージ上昇の懸念があるものの、代替航路の確保などにより運航は概ね維持されている。こうした環境下でも旅行需要は堅調で、価格上昇を受け入れつつ旅行意欲が回復している実態が浮き彫りとなった。


