HIS、1月取扱高は前年比108% 訪日・国内は前年下回る

  • 2026年3月18日

 HISが発表した2026年1月の旅行取扱高は、海外旅行の好調を背景に前年同月比108.0%の233億9174万円となった。海外旅行が全体を牽引する一方、訪日旅行は減少し、国内旅行も前年をやや下回った。

 発表資料によると、日本国内における旅行取扱高のうち海外旅行は前年同月比111.9%の189億9982万円と伸長した。最大規模の販売施策「初夢フェア2026」により、価格訴求型から高付加価値商品まで幅広く展開し、春休みやゴールデンウィーク、さらに夏需要の早期予約を喚起したことが寄与した。方面別ではアジアが113.4%、欧州・中近東・アフリカが122.4%と好調で、特にイタリアやエジプトなどが人気を集めた。

 海外旅行の商品別では企画旅行が126.2%と大きく伸び、チャネル別ではオンラインが115.3%、店舗が112.1%といずれも堅調であった。

 国内旅行は前年同月比95.2%の36億8855万円となった。沖縄方面は増便や日並びの良さを背景に家族旅行を中心に105.2%と伸長したほか、自治体助成を活用した北陸方面も堅調に推移したが、前年の水準には届かなかった。冬季商材の強化や春夏商品の拡充による需要喚起は一定の成果を上げたものの、全体としては微減となった。

 訪日旅行は前年同月比86.0%の7億337万円と減少した。販売プラットフォーム間の競争激化による受注鈍化や中国団体旅行の減少が影響した。一方で、北米市場の団体旅行や大相撲・音楽イベント関連の高付加価値商品は収益性を確保し、台湾市場や東南アジア市場では手配需要が拡大するなど、地域別では明暗が分かれた。