卒業旅行市場に構造変化、国内志向と未実施層の拡大が鮮明に

  • 2026年2月19日

 国内最大級のフォトブックサービス「MyBook(マイブック)」を展開するアスカネットは、10代から30代の男女500人を対象に卒業旅行に関する調査を実施した。その結果、卒業旅行に「行かなかった」との回答が55%に上り、過半数を占めた。2014年の調査では約8割が1回以上卒業旅行を経験しており、12年で実施率が大きく低下したことになる。卒業旅行は学生生活の締めくくりとして広く定着していた行事から、行くかどうかを選択する体験へと変化している実態が明らかになった。

 「もう一度卒業旅行に行けるとしたら」との設問では、約4割が「行きたくない」と回答した。一方、行きたい場所としては沖縄や北海道など国内リゾートが上位を占め、海外ではハワイが続いた。2014年にはハワイが突出した支持を集めていたが、今回は国内志向がより強まる結果に。理想として海外を挙げる層は一定数いるものの、全体としては身近で実現可能性の高い方面への関心が優勢となった。

 卒業旅行の回数についても「0回」が54%で最多となり、「1回」「2回以上」は少数派となった。かつては1回実施が主流だった卒業旅行は、いまや実施自体が前提ではなくなっているという。