日本旅行、創業120周年機にグループ理念を刷新

  • 2025年11月16日

 日本旅行は、創業120周年を迎えグループ共通の価値観と方向性を示す「日本旅行グループ理念」を新たに策定した。シグネチャーメッセージとして「こころに響く瞬間を」を掲げ、AIの進展など環境変化が進む中でも、「人」とその「こころ」に作用する体験価値を軸に事業を展開していく方針だ。

 事業活動の最小単位である「人」と、その内面にある「こころ」に働きかけることをグループの本質的な価値と位置づけ、人とこころに焦点を当てた価値観を改めて打ち出したものだ。創業以来大切にしてきたホスピタリティの精神にも通ずる考え方であり、時代が変化しても揺らぐことのない不変の根幹として位置づけている。

 同社は、デジタル化の加速やAIの台頭により、サービスが大きく変わりつつある現状を踏まえつつも、人のこころが感じる喜びや共感、想像や期待を超える体験の追求を宣言している。旅行事業が本質的に持つ「人と人をつなぐ」「人と地域を結ぶ」「想像を超えた世界を紡ぐ」という役割を通じて、「こころ豊かで躍動する未来」を社会とともに創っていく姿勢を示した。