阪急交通社9月実績、総取扱318億円で前年同月比113% 海外・国内ともに堅調
阪急交通社グループは2025年9月の取扱実績を公表した。単体の総取扱は318億4131万円で前年同月比113.0%となり、海外119.5%、国内106.7%、訪日140.8%と各分野伸長した。グループでは阪急阪神ビジネストラベルの伸びも寄与し、2社計は346億4874万円で113.3%となった。
阪急交通社の海外は、9月の日本人出国者数が2019年同月比79.6%と伸び悩む中、同社はアジア中心のテレビ通販やハワイのキャンペーンで需要喚起を図り、ベトナム・バリ島・台湾の高グレード宿泊商品が好調、中国の歴史遺産周遊や欧州・中南米も堅調に推移した。その結果、海外取扱は154億90万円で前年同月比119.5%と大きく上回った。
国内は万博や相撲・歌舞伎などイベント連動商品、立山・黒部の周遊や上高地滞在商品の告知強化により、甲信越が堅調、近畿は閉幕が近づく大阪・関西万博の入場券付きツアーがけん引し、沖縄は「ジャングリア沖縄」開業の効果で前年を大きく上回った。国内取扱は159億1447万円で106.7%となった。
法人領域では阪急阪神ビジネストラベルが、アジアや北米を中心に業務出張が堅調で、海外115.4%、国内128.1%と拡大した。9月の総取扱は32億5668万円で115.1%となった。


