金子新国交相、観光振興とオーバーツーリズム対策を重点に

  • 2025年10月22日
金子恭之国土交通大臣

 就任した金子恭之国土交通大臣は22日の就任会見で、防災・減災やインフラ整備と並び、観光振興とオーバーツーリズム対策を重点課題に掲げ、地域経済の活性化を推進する方針を示した。

 金子大臣は、高市首相からの個別指示として「観光振興を通じた地域の活性化やオーバーツーリズム対策の推進」とともに、横浜で開催される2027年国際園芸博覧会の円滑な準備と運営についても指示があったことを明かした。

 自民党から国土交通大臣に起用されたのは16年ぶり。近年の公明党出身の大臣が継続してきた政策については、「これまでの取り組みには道半ばのものもある。しっかり受け継ぎながら前に進めたい」と述べ、既存施策の継続と強化の両立を図る方針を明らかにした。

 地域政策に関しては、「人口減少や過疎化が進む中で、地域の担い手確保や離島・豪雪地帯の振興にも力を入れる」と述べ、「政府方針も踏まえつつ、地域の声に寄り添いながら活力ある地域づくりの取り組みを進める」とした。