GMO-PGとForterが示す「攻めの決済改革」、不正対策×承認率向上が新軸に
旅行業界に広がる適用余地
ForterのAIソリューションは、既にアパレル、化粧品、航空など幅広い業界に導入が進んでいる。
あるLCCでは、導入後に不正発生率が0.8%から0.003%へ低下。不正利用への対応業務負荷の軽減を実現した。現在は全件3Dセキュアを実施しているが、部分適用への転換も検討しているという。
航空券・宿泊・鉄道など高単価・高頻度取引を扱う事業者にとって、AIによる事前判定と自動3Dセキュア制御は有効な手段となりそうだ。
「守り」から「攻め」へ
GMO-PGは今後、カード会社別・金額別・期間別など多角的な承認率の可視化と、加盟店への改善コンサルティングサービスの提供を予定する。
財津氏は「セキュリティ強化というと、これまで売上とのトレードオフとなっていた。Forterを提供することで、不正検知から守るだけに留まらず、事業者の売上を最大化する攻めの施策として定着させていきたい」と語った。

