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「日本人観光客を歓迎」南アでアフリカ最大のトラベルトレードショー、"無限の可能性"訴求

  • 2024年6月9日

 南アフリカ観光局が主催するアフリカ最大のトラベルトレードショー「Africa's Travel Indaba 2024」(ATI)が5月中旬、南アフリカ・ダーバンで開催され、いずれも昨年を超える1261名の出展者数と約9000名の参加者数を記録した。日本からも旅行会社・ツアーオペレーター9名とメディア2名が参加し、現地サプライヤーらとの活発的な商談が行われた。

 ATIについて、南アフリカ観光大臣のパトリシア・デ・リール氏は「前向きで力強いアフリカ観光のストーリーを推進し前進させるために、今後も継続していくべきイベント」と語っており、同時に、国境を越えたネットワークと協力の重要性を強調。今回初参加を果たしたギニアとエリトリアを含め、アフリカ大陸25カ国が参加し今年のテーマとなった「Unlimited Africa」らしく、イベントを通して多様な風景、文化、体験などアフリカ大陸が持つ無限の可能性を訴求した。

 南アフリカ観光局アジア・オーストラリア地域ゼネラルマネージャーのグコバニ・マンコティワ氏も、イベント内で実施されたインタビューで「南アフリカは非常にエキサイティングで美しく、これほど多様性のある体験など様々なものを提供できる国は他にはない」とその多様さを強調するとともに、日本市場に対しては「現在国内は多くの旅行者で活気に溢れており、我々はいつでも日本からの観光客を歓迎している」とのメッセージを発信した。

グコバニ・マンコティワ氏

 同局では現在、日本市場含めた新たなグローバルマーケティングキャンペーンの準備が進行中。デ・リール氏は「キャンペーンを通じて、私たちは多様な体験の卓越性を紹介する」と語っており、今回は同国が子どもの夢を叶えるような夢のあるデスティネーションであることをコンセプトに、各市場の特性などに合わせローカライズした上で展開される予定だ。

会場の様子
南アフリカ観光局ブース

観光セクターのマスタープラン
航空ネットワークの拡充など進める

 デ・リール氏は、ATIなどのイベントの開催計画と特徴は、昨年9月に内閣で承認された観光セクターのマスタープランに一致すると話しており、同プラン内では下記5項目が重点ポイントに挙げられている。

・エキサイティングな観光商品で需要を喚起
・業界の教育とスキルを向上
・業界内の起業家の育成と経済成長を促進
・インフラとコネクティビティの改善
・社会的協力とウェルビーイングを育成し、地域間の協調の促進

 実際に、起業家・新興企業への支援として、デ・リール氏は12億ランド(約100億円)の観光エクイティファンドを再スタートさせたと強調。航空インフラに関しては「さまざまなパートナーと協力して、観光客の南アフリカ来訪の障壁を減らすための取り組みを続ける」と話しており、パートナーシップ形成と航空ネットワークの拡大に積極的な姿勢を見せた上で、これまでの具体的な成果として南アフリカ航空(SA)により昨年就航開始したサンパウロ直行便や、今年4月のパース直行便を示した。

 マンコティワ氏によると、航空ネットワークはコロナ禍に大きな影響を受けたものの、国際線は既にコロナ前の約9割に回復、アフリカ大陸内の路線に限れば100%の回復を見せているという。