ホテル業界のスキマバイト利用実態、新規開業時の活用も-タイミー

 スキマバイトサービスを展開するタイミーが18日、ホテル業界でのスキマバイト利⽤実態レポートを公開した。これによると、昨年12月タイミーに掲載されたホテル、旅館の募集⼈数が過去最⾼を更新。掲載したホテル、旅館の事業所数は前年同⽉⽐で約4.2倍まで増加した。

Timee

 帝国データバンクが昨年11⽉に発表した「⼈⼿不⾜に対する企業の動向調査(2023年10⽉)」によると、正社員が不⾜していると感じている企業の割合は業種別で「旅館・ホテル(75.6%)」がトップで、大きな伸びを見せる訪日旅行者数等に伴い増加する宿泊需要に対し、深刻な⼈⼿不⾜に直⾯している。

 また、業界では新規開業も増加するなか、開業前や開業時からスキマバイトを活用する例も。タイミーによると、既存ホテルからスタッフが⽴ち上げのサポートに向かう際、既存ホテルの⼈員補強に活用するケースや、プレオープン期間からスキマバイトを⼊れてオペレーションを構築し、開業後も活⽤する前提で⼈員計画を⽴てるホテルも出てきたという。同社のホテル専門チームでは、ホテルの開業ラッシュに伴う需要拡大を見込み、サポートを強化している。