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エミレーツ航空日本支社長 サティシュ・セティ氏

  • 2023年1月10日

 新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり、皆さまに謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、本年が皆さまにとって素晴らしい一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

 2022年は日本にとって希望、回復、需要加速の年であり、コロナ禍の2年間を経て逆境に立ち向かう日本の回復力を証明しました。昨年エミレーツ航空は、日本と中東を結ぶ最初の航空会社として日本就航20周年を迎え、日本とドバイを結ぶ路線でこれまでに680万人以上のお客様にご利用いただき、日本における当社の存在感を示す節目の年となりました。当社のオペレーションとサービスにおける安全性を保ちながら、日本の入国制限が緩和されてからの旅行需要の高まりに応えることができたのは大きな喜びです。エミレーツ航空のグローバルネットワークを活用し、旅行、留学、出張など、ご利用いただく全てのお客様へ安全・安心な空の旅をご提供できること、そして旅行業界をサポートできることを誇りに思います。

 昨年は、世界中のお客様から支持されているエアバスA380型機を成田線に復活させ、また成田空港の専用ラウンジを再開することできました。今年は、お客様の旅のパートナーとして、150都市以上の充実のネットワークを誇るエミレーツ航空ならでのより素晴らしい体験をお届けします。現在、日本のゲートウェイである成田国際空港と関西国際空港から週7便のフライトを運航していますが、さらに羽田便の再開も早期に実現する予定です。

 就航都市が拡大する中、優秀な人材の確保も重要であると考えています。エミレーツ航空はパイロット、客室乗務員を含めて、世界160カ国以上から有能な人材を採用し、ダイバーシティに注力しています。日本語を話せる客室乗務員も登用し、日本のお客様に安心して機内でお過ごしいただけます。エミレーツ航空には340人の日本人の従業員がおり、社内のさまざまな部署で活躍しています。

 日本との20年にわたるパートナーシップは、私たちのビジネスにとって極めて大きな功績です。現地のパートナーや航空業界と連携し、業界の再建と地域経済やコミュニティの発展に貢献するため、今後も活動していきます。世界的なパンデミックやさまざまな課題によって不確実な時代に直面している状況でも、希望をもって旅行業界と航空業界へ貢献し、かつての輝かしい姿を取り戻すためにあらゆる努力を続けます。

 2023年を迎えるにあたり、私たちは日本でより良いサービスを提供するため、揺るぎない信念を持ち続け、私たちを選んでくださった皆様に改めて感謝申し上げます。