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地域に分け入るJAL社員たち~大分県編~

  • 2022年9月29日
-今後の需要回復も見据えて、コロナ後はどのようなターゲットにどのような商品・素材を紹介していきたいですか。

 大分県は2020年4月に、米国の人工衛星打ち上げ企業のヴァージン・オービット社と、大分空港の水平型宇宙港活用に関するパートナーシップを締結しました。そして今年2月には、宇宙ステーションへの物資輸送や宇宙ステーションの開発等を計画する米国のシエラ・スペース社と、大分空港をアジアにおける宇宙往還機の着陸拠点として活用するための検討を進めるパートナーシップを締結し、大分空港を宇宙港として利用する計画の実現を予定しています。

 また、大分空港と大分市を結ぶ交通手段として、ホバークラフトの導入も予定しており、他県にはない観光素材として活用し、国内外から観光客の誘客に取り組んでいきます。

-観光事業者や他の自治体と連携して取り組みたいことがあれば教えてください。

 2024年度春、日本最大級の観光キャンペーン「デスティネーションキャンペーン(DC)」の開催地として、福岡県・大分県が採択されました。キャンペーンに向け、観光素材の磨き上げ、新たな観光コンテンツの開発などを行い、情報発信に努めます。是非、変化する大分県へのご送客、来県をお待ちしております。

商工観光労働部 観光局 観光誘致促進室 国内誘致班 主幹 廣田陽祐さん

1995年に入庁。土木、農林、福祉関係の部署を経て、2015年に観光・地域振興局インバウンド誘致セクションに配属、台湾、中国、RWC2019日本大会に向けた欧州・大洋州からの誘客にチャレンジしました。2018年には東京事務所に異動、RWC2019に関連して英・ウェールズ・仏・豪・NZの各国大使館職員を招いたレセプションを、銀座にある県公式フラッグショップ坐来大分(2021年に有楽町数寄屋橋に移転)で開催するなど、首都圏での魅力発信を担当しました。

2021年より現職となり、コロナ禍での旅行割引支援制度の運営や、観光産業復活のきっかけとして誘致した2024年春のDCに向けた観光素材の磨き上げや誘客などに取り組んでいます。

-観光資源やお薦めの食、特産品などをご紹介ください。

 大分と言えばやはり温泉です。日本一の湧出量と源泉数、世界を見渡しても湧出量ではアメリカのイエローストーンに次いで2位、人が浸かることができる温泉では世界一です。この世界一の温泉を活かして「おんせん県おおいた 味力も満載」を旗印に国内外に向けたプロモーションを展開しています。

九重“夢”温泉郷

 温泉だけではありません。国宝に指定されている宇佐神宮や臼杵石仏など貴重な歴史的文化遺産や、奇祭と呼ばれるケベス祭りや姫島狐踊りといった地域の伝統文化など、年間を通じて楽しむことができる優れた観光資源の宝庫です。また、豊かな自然に育まれた新鮮な食材として、関あじ、関さばや城下かれいの海産物、おおいたの肥沃な大地で育った黒毛和種の「おおいた和牛」がおすすめです。また、中津からあげや宇佐からあげ、とり天、日田やきそば、別府冷麺、佐伯ラーメンなど、大分でしかオリジナルを味わえない食の味力も満載です。

別府冷麵

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