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韓国・木浦市、日本でセミナー初開催、市長自ら魅力アピール

  • 2016年10月19日

セミナーには旅行業界関係者約20名が参加した 韓国南西部に位置する木浦市は10月18日、東京で旅行業界向けセミナーを開催した。市として日本で同種のイベントを実施するのはこれが初めて。木浦市長の朴洪律氏は、日本との関わりを物語る遺産が多く残る点や、海と山の景色を楽しめる海上ロープウェイを建設中であることなどを自ら説明。「木浦は趣きとロマンのある都市」であると語り、集まった旅行業界関係者に送客を呼びかけた。

 木浦市雇用経済課課長の金相晧氏によると今回のセミナー開催は、高速鉄道「KTX」などによって近年アクセスが改善されてきたことを受けたもの。朝鮮半島のほぼ南端といえる場所柄、従来は日本からの旅行先として競争力に欠けていたが、現在ではKTXのほか務安国際空港や、チェジュ島への海路も組み合わせた多様なルートの形成が可能になってきているという。

 「趣きとロマン」の一例は日本統治時代の名残で、往時は多くの日本人が住んだことから日本風の住居や仏教施設、産業施設跡などが多く残っている。寺院として建てられながら、後にキリスト教会として使われた施設もあるという。

 また、木浦を代表する観光地が儒達山(ユダルサン)だが、エリア全域が公園となっているだけでなく、ここにも壁面から削り出した弘法大師や不動明王の像が残っている。

 今後の展開としては、まずは今回の来日中に区長と会談した東京都板橋区との関係を深化。相互交流などの事業を通して日本人旅行者のニーズを理解し、さらなる活動につなげていく考えだ。