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ビッグデータを生かす 日観協「観光経営研究会」から(2) 宿泊増や利便向上など地域の戦略に有効

同社のコーポレート統括本部ビジネスプランニング部おでかけ研究所マネージャの酒井幸輝さんは、旅行者の動きを「見える化」することで、性別や年齢層別にターゲットごとの観光マーケティングが可能になると指摘。3年ほどの取り組みのなかで、群馬県や岐阜県、高知県などが同社に県内の旅行動態調査を依頼しており、岐阜県では分析結果をウェブサイトでも公開している。250メートル四方のメッシュで位置情報を把握できるため、実際の地図と照らし合わせることで、滞留した観光施設を推定することや、地域外の宿泊地へ向かう退出ポイントが...