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日系2社、15年度国内線旅客数は0.5%減、利用率は増加

  • 2016年5月8日

▽3月単月はNHの減少で2.1%減-利用率は微増

 3月単月では、2社の国内線の合計旅客数は前年比2.1%減の209万908人となった。ASKが4.1%減だったのに対し、RPKは2.8%減となり、利用率は0.8ポイント増の69.0%と微増した。

 企業別で見ると、旅客数はNHが5.0%減の328万4339人と減少した一方、JLは1.5%増の280万6569人と増加。利用率も、NHはASKが5.1%減、RPKが5.3%減で0.1ポイント減の67.5%と減少したものの、JLはASKが2.2%減、RPKが1.0%増となり、2.3ポイント増の71.1%と上昇した。

 路線別では、NHの旅客数は羽田/新千歳線が6.9%減の29万5344人と最も多く、次いで羽田/福岡線が0.2%減の29万4726人、羽田/伊丹線が0.6%増の24万1511人となった。前年からの伸び率については、伊丹/函館線が1752.1%増の5871人と最も増加。2位は富山/新千歳線で854.5%増の4725人、3位は福島/新千歳線で793.8%増の5068人だった。利用率は羽田/宮古線が91.3%で最も高く、以下は新千歳/那覇線が90.4%、成田/伊丹線が89.4%などと続いた。

 JLの旅客数で最も多かったのは、羽田/福岡線で0.6%減の26万5780人。2位は羽田/新千歳線で前年並みの25万4565人、3位は羽田/伊丹線で7.8%減の21万399人だった。前年からの伸び率では、新千歳/新潟線が136.6%増の7104人と最も増加。2位は羽田/関空線で52.2%増の2万3232人、3位は伊丹/新千歳線で44.0%増の3万535人だった。

 利用率では、石垣/与那国線が3.4ポイント増の92.7%と最も高く、2位は那覇/与那国線で14.6ポイント増の91.0%、3位は中部/那覇線で3.8ポイント減の87.3%となった。伸び率を見ると、伊丹/大分線が19.6ポイント増の68.4%と最も伸長。次いで、福岡/屋久島線が18.8ポイント増の60.6%、福岡/花巻線が17.7ポイント増の65.2%と上昇した。

▽日系2社、16年3月国内線利用実績
全日空
日本航空