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現地レポート:トロントで鉄道の旅、新たなオプショナル素材に

  • 2015年10月6日

蒸気機関車から空港連絡鉄道まで
列車と駅を楽しむ

「ぶらりトロント」でデイパス活用
効率よく街歩き

ローカルの雰囲気も楽しめるストリートカー  都市観光としてのトロントをより楽しむために、ガイド会社のナイアガラ観光が提供している「ぶらりトロント」に参加してみた。これは、徒歩の合間に地下鉄やストリートカーを利用しながら、現地を熟知したガイドとトロントの名所を巡るもの。小グループで、各所の背景説明を聞きながら巡ると、トロントという街の見方も変わってくる。

「ぶらりトロント」は市庁舎からスタート  集合場所はシェラトン・センターで、出発は午前9時。そこから、対面にある市庁舎、旧市庁舎などをまわり、オンタリオ州議事堂とトロント大学あたりに出る。トロントの銀座と呼ばれるヨークビルを歩き、ロイヤルオンタリオ博物館の説明を受けた後、南下し、ディスティラリー歴史地区を散策する。

ディスティラリーでは地ビールのテイスティングも ディスティラリーは、1832年に建てられたウィスキー蒸留所を再開発した場所。ここにしかないショップ、こだわりのレストラン、個性的なギャラリーが集まる商業コンプレックスとして観光客の間でも人気が高まっている。ここでは、通常の「ぶらりトロント」には含まれていないが、特別に「セグウェイ・オンタリオ」が提供するセグウェイによるツアーを楽しんだ。ディスティラリーの歴史ガイドのほか、チョコレート工房「ソーマ」や地ビールの「ミル・ストリート・ブリュー」でのテイスティングサービスも含まれ、お得感たっぷり。セグウェイも事前練習ですぐに乗りこなせるようになるため、気軽に参加することができるだろう。

セグウェイでディスティラリーを散策  最後に訪れるのは、トロントの台所「セントローレンス・マーケット」。ここでランチのサポートを受けツアーは終了となる(ランチ代は含まれない)。コースは希望に応じて柔軟に設定でき、すでにオプションとして組み込まれているパッケージ商品もあるという。

 このツアーで活躍するのがデイパスだ。公共交通機関の1日乗り放題チケットで、地下鉄の改札などで購入することができる。価格は11.50カナダドルで、乗車の際には係員あるいは運転手に見せるだけでOK。FITだけでなく、パッケージ旅行の自由時間でも強い味方になってくれそうだ。

取材協力:トロント観光局
取材:山田友樹