【新規開業ホテル】関内駅前の旧横浜市庁舎行政棟に誕生のレガシーホテルが新たな活気生み出す「OMO7横浜」
関内駅前に、開港100周年記念事業の一環として1959年に建てられた村野藤吾設計のモダニズム建築「旧横浜市庁舎行政棟」が、「OMO7横浜 by 星野リゾート(以下OMO7横浜)」(276室)となって、2026年4月21日に開業した。
横浜市認定歴史的建造物認定の名建築の記憶を継承しつつ、新旧融合をコンセプトにしたレガシーホテル。「元市民広間大階段」を復元的に再製作したロビーには、議場照明をモチーフとする円形の照明が光り、新旧の泰山タイルはじめ建物内のそこかしこに名建築のレガシーが表現されている。屋内外の愛犬対応の設備や広々したワークスペースほか、外来利用も可能なベーカリーカフェやレストランも備える。また、建物内外の歴史を含めたレガシーツアー、飲食店600店以上が集積する”野毛”のおすすめ紹介などのアクティビティでエリアの活性化の一助も担う。
-
OMO7横浜は、関内駅前の「旧横浜市庁舎街区活用事業」の一部。全体は「BESEGATE横浜関内」というオフィス、商業飲食店舗、エデュテインメント施設「ワンダリア横浜」やライブビューイングアリーナ「THE LIVE」などで構成される大規模複合街区。左)関内側から見た外観、右)みなと大通り側から見た外観。
-
元市民広間大階段の一部を用いて再製作した大階段が目を引くホテルロビー。村野藤吾らしい曲線の手すりも一部をそのまま使用。円形の旧市会棟本会議場照明をモチーフにした円形照明などモダニズムの建築美を感じさせる。
-
大階段の周りには、村野藤吾設計による横浜のシンボルだった旧横浜市庁舎行政棟や国際港都として栄えた横浜の文化・食・ファッションなどのレガシーも展示。
-
2階の「OMOベーカリー」の壁面は、泰山タイルを使った彫刻家・辻晋堂氏の作品「海・波・船」を当時の位置のまま使用(写真上)。また、すぐ反対側の壁面は、旧市庁舎市民広間の泰山タイルを再活用し、新たなデザインで構成した作品「このさき、ゆくさき」が飾る(写真下)。
-
横浜ゆかりの本が並ぶ「ライブラリーラウンジ」は会議室としてレンタルも可。同じく2階フロアでくつろげる「OMOベース」には、旧市会棟本会議場で使用されていた椅子を脚と張地を新しくして活用。愛犬連れも可能なテラスもある。
-
かたりばルーム(41㎡〜55㎡、1〜4名、2名1室3万6000円〜)ゲストが居心地よく過ごせるおこもりスペースとソファを備えた客室。
-
かたりばルームのおこもりスペースは落ち着ける。テーブルを囲んでの語らいにもよさそう。全室にゆったりとしたバスタブもあってくつろげる。
-
やぐらスイート(47〜49㎡、1〜6名、2名1室2万2000円〜)ダイニングとソファスペース(ソファはベッドとして使用可)、階段の上にはやぐら寝台があり、最大6名まで宿泊可能でファミリーやグループにも向く。1〜3名定員のやぐらルームもある。
-
ダブルルーム( 20〜21㎡、1〜2名、2名1室1万3000円〜)ダブルベッドの客室で、浴室、洗面台、トイレはそれぞれ独立している。窓際のソファスペースにはテーブルもあり、落ち着ける。
-
ドッグフレンドリースイート(73㎡、1〜6名、2名1室2万7000円〜)大型犬も対応可能の広々した客室には、愛犬用トイレや食器なども用意されている。ドッグフレンドリーの客室には他にダブルルーム(ダブルベッド)やデラックスルーム(ツインベッド)もある。ドッグフレンドリールームは全32室と星野リゾート最大。
-
ドッグフレンドリーな屋内ラウンジは24時間利用可。写真映えスペースや犬が遊べるボールプールなども。飲食物の持ち込みが可能で、リードを引っ掛けるカラビナ付きの寛ぎスペースもある。無料のシャワールームや持参したドッグフードを温められる電子レンジなどの設備が整う。
-
広々した屋外ドッグランは、5:30~22:00で利用できる。小型犬専用エリアも設けられている(写真左)。
-
宿泊者のみが入れる屋上にある全長45mの広さの「HAMAKAZEテラス」は、横浜スタジアムをはじめ周辺を一望できる見晴らし台やソファスペース、食事が楽しめるテーブル席を完備。晴れた日にはここで下記の夜のイベント「気分上々、ハマナイト」を開催。音楽とともにフードドリンクを楽しむことができる。
-
OMOブランドで展開する夜のイベント「ローカルリズムナイト」、OMO7横浜の「気分上々、ハマナイト」では、スタッフがDJをつとめ音楽で空間を盛り上げるほか、写真のように金曜日・土曜日には、横浜を中心に活躍するプロミュージシャンによる生演奏も実施。この日は雨天のためホテルロビー大階段で実施。
-
ガイドとともに約1時間、周辺に数々残る美しい歴史的建造物を巡り、最後は「横浜市認定歴史的建造物」である「旧横浜市庁舎行政棟」の村野藤吾建築の美しさと建物の歴史の解説も聞ける興味深い「横浜レガシーウォーク」。
-
夕刻に開催の「野毛ホッピングセレクション」では、お酒好きにはたまらない「野毛」を隈なく歩いたOMOレンジャーがおすすめのお店を紹介してくれる。「いがぐり食堂」(写真中央)と「Kitchen and Bar BarreLPoD」(写真右)でアペロの一杯。
-
夜は外来も利用可能のレストラン「OMOダイニング」。ナポリタンやドリアはじめ横浜らしいメニューも並ぶ。写真左から時計回りにオマール海老の麻婆ポットパイ、蒸し鶏のネギソース、白の餃子、ラム肉を包んだスパイシーな赤い餃子など個性的なアラカルトが楽しめる。
-
「OMOダイニング」の朝食は宿泊者専用の新スタイルビュフェ朝食。和・洋・中の定番の料理に中華街のある横浜らしく熱々の点心3種盛りや中華粥、ライブキッチンも楽しめる。
-
カフェ・Bar ベーカリーの「OMOベーカリー」は、終日で外来利用が可能。朝食には焼きたてのパンを10種類以上の中から2種類選べるセットメニューや夜はパンをおつまみにお酒を合わせて「パン飲み」のセットも。カレー伝来の地である横浜になぞらえた特製のカレーパン5種は、辛さひかえめのキッズ向けもあってどれもおいしい。
-
OMO7横浜総支配人の羽毛田実氏は「関内は、横浜から羽田にもアクセスができる便利な立地。広域・インバウンドの方の来館も増えてきており、再開発が進む関内エリアを拠点として知名度を高め、観光地として活性化していければと思います」と抱負を語った。
