アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (7/06の状況)

  • 2021年7月7日
  • 出典:OTOA

「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島、グリーンランド及びデンマークの状況をお知らせいたします。

EUを始めアイスランド、グリーンランド、フェロー諸島も日本からの観光客の受け入れを再開しております。2021年7月下旬から始まる業務渡航&観光用の日本のWHO&EU基準のワクチンパスポートの整備の進捗が注目されます

■ アイスランドの状況

ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ヤンセンのワクチンは欧州医薬品庁で承認されており、接種を完了した旅行者はアイスランドへの入国が可能ですが、Novavaxのワクチンは未だ承認されていないため、アイスランドに入国できないケースが出ております。

2021年6月26日より国内の規制が全て解除され、7月01日からはWHO、もしくはEU基準の「ワクチンパスポート」(2回目の接種から14日以上経過が条件)、または「抗体保持証明書」の所持者は、到着時のPCR検査も免除されます。

なお、上記証明書が無くても、

1) PCR陰性証明書提出

2) 入国後2回のPCR検査とその間5日の隔離

3)https://visit.covid.is/ への事前登録

の要件をクリアすれば入国できる国のリストに日本が再び加わっております。

新規陽性者数は国内検査で0名、入国者の検査で3名、現在隔離中の感染者28名、入院者は1名、うち集中治療室に入っている人は0名で、死亡者数累計は30名です。

感染の疑いのある国内の自主隔離者数は80名、入国者の自己検疫者数は2,064名で自宅等で経過観察中です。昨年2020年2月28日以降の感染者累計は6,664名です。

アイスランドでは当初よりPCR新規陽性者が出た場合、感染力の有無を精査し、その後の対応を分けております。

QRコード付きEU共通の電子ワクチン証明書やグリーンパスの運用がまもなく始まります。

人口の60.5%が2回目のワクチン接種を完了、1回目とあわせると国民の70.9%がワクチン接種を終えており、6月で集団免疫を獲得したとチーフ疫学者が表明しております。

→ 参考 Regarding travel restrictions to Iceland as a result of COVID-19 | Logreglan(logreglan.is)

 https://www.logreglan.is/english/regarding-travel-restrictions-to-iceland-as-a-result-of-covid-19/

■ フェロー諸島の状況

昨年2020年7月以来、日本を含む9ヵ国から入国&旅行が可能となっておりましたが、本年4月01日以降は、2回目のワクチン接種後8日を経過すれば、到着時「入国前3日以内に受けたPCR検査陰性証明書」を提出し、空港で有料のPCR検査を受けその日の夜か翌日の正午までに判明する結果が陰性であれば、即旅行が可能です。

8月01日からは、空港到着時のPCR検査も廃止する旨をコロナ対策委員会が発表しております。

EU27ヵ国が2021年7月01日より「デジタルワクチンパスポート」を導入いたしましたが、フェロー諸島は8月上旬に導入の予定です。

現在の感染者数は25名、これまでの感染者数累計は793名となっています。検疫中の人は160名、入院者は1名、死亡者数累計は1名のままです。これまでPCR検査を受けた累計数は318,521名となっております。

国民の38.5%にあたる20,540名が2回目のワクチンの接種を完了し、1回目のワクチン接種済みの人を含めると国民の約57%が摂取を完了しており、8月第一週までにはワクチン接種が完了する予定です。

アトランティック航空のフェロー諸島~コペンハーゲン空港間のフライトは、昨日7月06日は4便が運航しております。

■ グリーンランド

現在の感染者は0名、死亡者は0名、累計の感染者数は51名です。これまでPCR検査を受けた累計数は30,377名、国立病院の入院者は0名です。現在人口の24.4%にあたる13,869名が2回目のワクチン接種を完了し、1回目のワクチン接種済みの人を含めると国民の約53.5%が接種を完了しており、8月末にはワクチン接種が完了する予定です。

2021年7月01日よりコペンハーゲン~カンゲルルスアーク線が週4便となり、日本を含め外国人は1便223名以下、1週間に1,000名以下の運送制限がありますが、7~8月は満席となる予定です。

なお、2回目のワクチン接種済み旅行者は到着後のPCR検査も免除され、即旅行が可能となりますが、入国時には「PCR検査陰性証明書」と「Sumut用紙への記入」が必要です。

なお「ワクチンパスポート」不所持者の入国要件は以下の通りです。

* 入国前:

 入国前3日以内に受診取得した所定のPCR検査陰性証明書。

 自治政府所定の「Sumut用紙」の提出。

* 入国後:

 5日間の自己隔離とPCR再検査、もしくは14日間の自己隔離(再検査不要)、

 マスク着用等の義務履行。

本年9月に首都・ヌークにて開催予定のマラソン大会の中止が決定いたしました。

■ デンマーク

デンマークの現在の感染者数は6,778名、入院者数は43名で、うち8名が集中治療室に入っております。死亡者数は2,538名で、PCR検査を受けた累計数は36,570,384名です。

これまで国民の36.8%にあたる2,154,194名が2回目のワクチン接種を完了、約59%が1回目の接種を完了しております。

宿泊を伴う場合も含めトランジットでの入国は引き続き可能です。

日本からは入国前72時間以内に取得した「PCR検査陰性証明書」提出等が要件となります。

なお、デンマーク政府が新たなホームページをリリースしておりますので、ご確認ください。

 → Travelling to Denmark as a tourist

  https://en.coronasmitte.dk/covidtravelrules

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会