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「妖怪と魚の町」境港で観光の中心的な存在に-「水木しげる記念館」館長の住吉裕氏

  • 2021年7月6日

「水木しげるロード」と一体となった観光誘致
山陰らしい食の魅力との連動も

 鳥取県境港市は、国民的漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者で妖怪研究家としても名高い水木しげるさんの出身地。その数々の作品を展示し、ゲゲゲの鬼太郎などを代表とした水木ワールドを体感できる場所として設立されたのが「水木しげる記念館」だ。境港駅から記念館まで伸びる「水木しげるロード」とともに、境港市の地域活性化に貢献している。誘客の中心となる記念館の特徴や山陰地域の観光の魅力について、館長の住吉裕氏に話を聞いた。(聞き手:弊社代表取締役社長兼トラベルビジョン発行人 岡田直樹)

水木しげる記念館 館長の住吉裕氏。インタビューはオンラインで実施した。
-はじめにご自身の紹介をお願いいたします。

住吉裕氏(以下敬称略) 今年4月に水木しげる記念館の館長に就任しました。山陰とのつながりは2010年に日本航空山陰支店で支店長を務めたことから始まります。支店長は5年ほど務めましたが、3年目あたりから今後も山陰で仕事をしていきたいと思うようになりました。

 その後、松江市が松江観光協会の美保関町支部を再興するという話のなかで、JALセールスからの出向という形で事務局長として観光行政に関わることになりました。その職を6年ほど務めたあと、定年を迎えるにあたって現職のお話をいただきました。美保関と境港は境水道を挟んで隣同士で、以前からお付き合いもあってのお声がけでした。

-水木しげる記念館について教えてください。

住吉 水木しげる先生は境港の出身です。「ゲゲゲの鬼太郎」を代表作として、多くの妖怪漫画や戦争漫画などを世に送り出してきました。その水木しげる先生の生き様や作品を展示する博物館ですが、さまざまな年代の方に楽しんでいただける博物館になっています。

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