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HIS澤田氏「今がボトム」、回復に向けシナリオも-2Q売上は8割減、営業損失310.8億円に

  • 2021年6月11日

 エイチ・アイ・エス(HIS)の2021年10月期第2四半期累計期間(2020年11月1日~2021年4月30日)の連結決算で、売上高は前年比80.4%減の676億5100万円となり、営業損失は310億8300万円(前年、以下同:14億6900万円)、経常損失は307億1300万円(7億6000万円)、純損失は232億600万円(34億5900万円)となった。通期の業績予想は合理的に算定することが困難として発表を見送った。

第2四半期連結業績(単位:百万円)

2021年度2020年度増減増減率
売上高67,651344,353-276,70219.6%
売上総利益8,63256,800-48,16815.2%
営業利益(損失)-31,083-1,469-29,614
経常利益(損失)-30,713-760-29,953
純利益(純損失)-23,206-3,459-19,747

 6月11日にオンラインで開催した決算説明会でHIS代表取締役会長兼社長の澤田秀雄氏は、緊急事態宣言やワクチン接種の遅れ、それに伴うレジャー需要の回復の後退などによって「非常に厳しい成績」となったとコメント。一方で、「今がボトム」であるとも語り、コスト削減などの改革や事業の多角化、旅行事業におけるシェア拡大などにより「色々なことがあっても利益を残していけるような体質づくり」をし、2022年度の黒字化をめざす考えを示した。

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