キャリチャ

ハワイの「今」を駐在員の視点から-待望の規制緩和、賑わいを戻しつつあるワイキキ

 新型コロナウイルスが発生し、それまでの日常が失われてから約1年が経過しました。ホノルルは2度のロックダウンを経験しましたが、2月25日からは4段階の規制緩和プランの最終段階の一歩手前の「ティア3」へ4ヶ月ぶりに移行し、新たな日常への大きなステップを踏み出しました。

 未だ営業再開が許されないバーやナイトクラブなど、引き続き厳しい規制を強いられている業界もありますが、日常を取り戻している業界や企業も少なくありません。ワクチン接種も順調に進み、「コロナとともに生きて行く」日常が見え始めたハワイの現況をレポートしたいと思います。

砂浜復旧工事が進むワイキキビーチ。沖合はロコやツーリストのサーファーで賑わっています

ハワイにおける新型コロナウイルス感染状況概要

 1月8日に新規感染者数198名を記録しましたが、その日をピークに感染者数は減少を続け、2021年2月25日のハワイ州の新規感染者数(7日間移動平均値)は、州合計で約51名となっています。

 ハワイ州のカウンティー(郡)毎の新規感染者数は、以下の通りとなっています。

市郡州全体ホノルルマウイハワイカウアイ
新規感染者数(1月)90.7名66.1名18.3名6名0.3名
新規感染者数(2月)51.1名28.3名19.7名2.7名0.4名
2021年2月25日現在:State of Hawaii, Department of Health



 累計感染者数累計死者数現入院者数現ICU利用
(最大358)
累計テスト数陽性率
1月2万5943名410名74名199名99万3306名2.1%
2月2万7320名435名34名199名107万5225名1.2%
2021年2月25日現在:State of Hawaii, Hawaii Emergency Management Agency


 1月と2月の新規感染者数の比較ですが、大変喜ばしいことに、2月は劇的に数値が下がっています。新規感染者が半減した要因ですが、10月開始の新型コロナウイルス事前検査プログラムで来島者の陰性証明を徹底したこと、12月開始のワクチン接種、住民の規制遵守、また、住民及び訪問者全員で全米比較でも非常に高いマスク着用率(約88%)の徹底など、様々なアクションが実を結んだ結果だと考えられます。

 2月前半には春節(旧正月)、スーパーボウル、バレンタインデーなど、人が集まるイベントも多くあり、感染者の再増加が不安視されていました。しかしながら、ホノルルでは安全のためイベント後2週間を観察期間とし、感染再拡大が起きなかった事実を確認し、その後2月後半にティア3への移行が宣言されました。

 マウイ島のみ変化が見られませんが、これは市中に感染が蔓延しているのではなく、家庭内での感染が原因と考えられ、現状の感染防止策を徹底し、推移を注視していくと発表されています。また、ハワイでも感染力が強いと警戒されている英国型やブラジル型の新型コロナウイルス変異株の感染者が確認されていますので、まだまだ油断することは出来ません。

関連ニュース