出国者数、10月は1.0%増どまり-今後は前年維持で2000万人

  • 2019年11月20日

 日本政府観光局(JNTO)によると、今年10月の日本人出国者数(推計値)は前年比1.0%増の166万3500人となった。昨年3月以来20ヶ月連続のプラスとなったが、日韓関係の悪化による韓国路線の減少や台風19号の影響などにより、伸び幅は今年において最も小さかった。

 1月からの累計は6.9%増の1672万6100人。2018年11月と12月の出国者数は計330万2815人で、今後2ヶ月がいずれも前年と同水準だった場合、通年で2002万8915人となり、2020年の目標としていた年間出国者数2000万人を超えることとなる。11月20日の定例記者会見で観光庁長官の田端浩氏は、10月末に開始した冬ダイヤの日本発着国際線便数が前年比45便増となっていることなどから、達成には楽観的な見解を示した。