米国、50回目のIPWをデンバーで開催、プロモ強化へ

  • 2018年6月24日

新大統領就任後の昨年から一変
穏やかな雰囲気で商談会

「レッド・ロックス」などでイベント、デンバーの魅力をアピール

クラフトビール醸造所の多くはパブを併設 なお、今回のIPWではこれまでと同様、開幕前の2日間を各種の「ローカル・サイトシーイング・ツアー」に充て、米国内外のジャーナリストなどにデンバー市内の観光資源を紹介。近郊のゴールデンでクアーズが創業するなど、「ビールの街」として知られることもあり、クラフトビール醸造所を巡る見学ツアーなどが実施された。

レッド・ロックスでのコンサートの様子 そのほか、21日夜にはNFL(プロアメリカンフットボールリーグ)のデンバー・ブロンコスが本拠地とするスタジアム「スポーツオーソリティ・フィールド・アット・マイル・ハイ」で、コロラド州の食や伝統文化を紹介するイベント「カラフル・クラフテッド・コロラド」を開催した。最終日である23日の夜には、郊外の岩地に造られた「レッド・ロックス野外劇場」で、コロラド州出身の人気バンド「ワンリパブリック」によるコンサート「リズム・オン・ザ・ロックス」も開かれた。

 来年のIPWは6月1日から5日にかけて、アナハイム・コンベンション・センターをメイン会場として実施する予定。20年以降は順に、ラスベガス、シカゴ、オーランド、サンアントニオ、ロサンゼルスで開催することが決まっている。


ユナイテッド航空、デンバーへは成田から直行便、B787で毎日【PR】

UAのB787型機 今回利用したユナイテッド航空(UA)の成田/デンバー線は、2013年6月にアジアからデンバーへの初めての直行便として開設。デイリー運航で、スケジュールは成田発便が17時15分発・12時35分着、デンバー発便が12時35分発・翌15時20分着と、往路・復路ともに昼間に出発して昼間に到着できる。また、デンバー国際空港はUAのハブ空港の1つで、同日中に米国各地へのフライトに乗り継ぐことができるなど、利便性は高い。

 使用機材は、機体に炭素繊維を使用することにより、従来機と比較してより地上に近い湿度と気圧を提供でき、長時間のフライトでも身体への負担が少ないB787-8型機(ドリームライナー)。座席数は新たな長距離国際線向けビジネスクラスの「ユナイテッド・ポラリス」が36席、足元の広い「ユナイテッド・エコノミープラス」が70席、「ユナイテッド・エコノミー」が113席で、合計219席となる。

「ユナイテッド・ポラリス」のシート 「ユナイテッド・ポラリス」は「快適な睡眠の提供」をコンセプトとして開発し、16年12月に世界で同時に提供開始したサービス。米国の高級デパート「サックス・フィフス・アベニュー」と共同開発したブランケットや枕などが快適な睡眠に誘うほか、ホテルの客室と同様に「Do not disturb」のボタンも設置している。広々としたパーソナルスペースを提供するオールアイルアクセス式の新シートは、成田/デンバー線には19年以降に搭載する予定だ。

 なお、UAは基本的にすべての機材に機内WiFiを導入済み。利用料金はフライトにより異なり、一部のフライトではFFP「マイレージプラス」のマイルを使って利用することができる。


取材協力:USトラベル・アソシエーション、ブランドUSA、ユナイテッド航空
取材:本誌 行松孝純