ベトナム航空、中部/ホーチミン線デイリー化へ、ビジネス客を獲得

  • 2017年4月24日

▽以遠は引き続きにアンコールワットに注力、他の遺跡も

 ベトナム以遠のデスティネーションとしては、引き続きアンコールワットへの玄関口となるシェムリアップへの送客に注力する考えを説明。ホーチミンやハノイなどのベトナムの都市と組み合わせたツアーが増加傾向にあるといい、引き続きプロモーションを継続して、旅行会社に商品造成を訴えるとした。また、タイ国境に近いプレアヴィヒアなど、その他の遺跡のアピールについても意欲を示した。

 そのほかには日本人市場におけるターゲットの変化についても言及。「主要なターゲットがシニアであることは変わらない」としながらも、昨年からプロモーションを強化しているF1・F2層と修学旅行について、取り組みを強化する旨を語った。

青木氏 なお、セミナーでは東日本地区旅客営業部次長の青木英雄氏が、日本市場の動向を解説。16年にベトナムを訪問した日本人は前年比10%増の約74万人で、今年の1月から3月までは5%増で推移していることを説明した。昨年の冬ダイヤから関空/ホーチミン線に、今年の夏ダイヤから羽田/ハノイ線にそれぞれA350-900型機を導入し、座席供給量が増えることなどから、17年の日本人訪問者数は78万人から80万人程度になる見込みという。