KNT、音声認識技術会社と協業、翻訳ロボを宿泊施設にリース

  • 2015年9月24日

ヴイストンが製造・販売する「sota」  近畿日本ツーリスト(KNT)と音声認識ソリューションなどを提供する大阪市のフュートレックは、急増する訪日外国人旅行者に対応するため、2016年春から観光事業者向けに音声翻訳サービスの提供を開始する。音声認識から翻訳までをワンストップで提供するフュートレックの会話データベースを活用し、通常の音声自動翻訳システムでは難しかったスタッフの会話や旅行者の会話などに関する音声翻訳サービスを提供。あわせて観光案内なども実施するという。

 具体的には、全国のシティホテルやビジネスホテルなどの宿泊施設に、同じく大阪市に本社を置くロボット開発会社のヴイストンが製造する卓上ロボット「Sota」とタブレット端末を「ロボットコンシェルジェ」としてリース。フュートレックの音声翻訳サービスをデータで配信する。また、将来的にはさまざまなウェアラブル端末による展開も計画する。

 なお、16年1月からは会話のデータや事例などを蓄積するため、シェラトン都ホテル東京などの宿泊施設や観光案内所で実証実験を開始する。