さんふらわあ、16日まで「だいせつ」を欠航、火災発生で

  • 2015年8月3日

 商船三井フェリーは、7月31日に発生したカーフェリー「さんふらわあ だいせつ」の火災事故を受け、8月16日まで同船による運航を中止すると発表した。17日以降の運航については未定としている。同船は週3便で大洗/苫小牧間を運航中。「だいせつ」とは異なる曜日、時間帯に大洗/苫小牧間を運航している「さっぽろ」「ふらの」「しれとこ」の3隻については、通常通り運航を続ける。

 同船については7月31日の17時15分頃、苫小牧沖南方約55キロメートル付近の海域を大洗から苫小牧に向けて航海中に火災が発生。乗客71名全員と、乗員23名のうち船長を含む22名が救助されたものの、3日午前には船内で倒れている者1名が発見され、死亡が確認されている。3日15時の時点で、消火活動は終わっていない。

 「だいせつ」は総トン数1万1401トンで全長190メートル、全幅26.4メートル。旅客定員は154名で、最大車輛搭載数は乗用車62台、大型トラック160台。16日までの便を予約していた利用者には、個別に連絡をとっているという。