日本旅行は6月19日、滋賀県とタイアップした女子旅専用商品「女子旅びわ湖」の販売を開始する。同社によると、滋賀県は日本旅行創業の地で、110年以上前から同社と関わりのある深い県。琵琶湖を初めとした自然、世界遺産の比叡山延暦寺などの歴史、文化を有しており、琵琶湖の魚や近江牛などの食材も豊富であることなどからタイアップを決定した。

　同商品は3月に大津で開催した、「赤い風船」の企画担当者と滋賀県内各市町村の観光関連担当者の意見交換会をもとに企画。目標販売人員は3000名とした。

　ツアーは関西、首都圏、北陸、中部、広島、九州の各発着で、宿泊プラン、観光周遊型プラン、JRセットプランを用意。JRセットプランは首都圏発などで展開する。

　宿泊施設は滋賀の湖西、湖南、湖東、湖北で計17施設を設定。滋賀産の食材を使用した料理を提供するほか、ウェルカムスイーツやデザイン浴衣、お菓子を提供する「おしゃべりセット」などの女性向け特典も設けた。また、観光周遊型プランでは、宿泊施設に加え観光スポットの入場券などを付加しており、「近江八幡八幡堀と近江商人屋敷・竹生島2日間」「世界遺産比叡山横断と大津満喫2日間」の2種類を用意した。

　さらに、特典として、500円相当の「まちあるきクーポン」を2枚贈呈。体験や食、土産物など40以上のプランから1種類または2種類選んで利用可能だ。プランは宿泊施設の女性従業員が提案した、女性向きのものを用意。滋賀県全域でプランを設定しており、例えば湖西エリアでは高島のマキノピックランドでの果物収穫体験、湖南エリアでは草津の「金燕の家」の草津ラーメン、湖北エリアでは彦根城の入場と鳳翔台でのお抹茶セット、湖東エリアでは甲賀の里忍術村の入村を設けた。

　このほか、びわ湖クルーズ「ミシガン」などのオプショナルツアーを特別料金で提供。レンタカーを1日3500円、ガソリン満タン返し不要で提供する、1日3台限定のプランも用意した。

　設定期間は7月から2016年3月。6月19日に関西発着版の販売を開始し、地域発着版を順次発売していく。