貸切バス新制度を語る 西村昌之さん(名鉄近鉄旅行・バス両社社長)(3)

 -ツアーの質を上げるには社員のマンパワーが大事だと思いますが、その点は。

 とにかく現場を知ることが最も必要だと思っています。

 現場にこだわり顧客志向の商品造る

 本社や支店だけでなくトラベルセンターの社員もできる限りツアーに添乗したり同行する機会を設けることができないかと思案中です。現場が忙しいからできないとか、いろいろな問題がありますが、お客様目線と言いますか、自分がお客様の立場でどう思ったかという感覚が必要なんです。自分が造ったツアーの現場を知り、商品に自信を持って販売するという組織と風土をつくりたい。

 今の旅行会社はいろんな面で現場へ行きにくくなっていて、旅行商品自体が既製品で工場生産のような造り方になってしまっているようなところがあります。既製品というツアーにお客様側が合わさせないと商品がないというのはおかしい。そういったことをしているとツアー離れが起きてしまいます。

 我々はバス会社の論理と旅行会社の論理で旅行商品を造ることができます。この2つの論理がマッチングするところでできるのがカッコーツアーですので、その点に磨きをかけていきたいと思います。

 西村昌之(にしむら・まさゆき)さん...京都大学工学部卒業後、近畿日本鉄道に入社。近鉄バス専務取締役を経て、2015年3月より現職。三重交通取締役、ミドリサービス代表取締役、三重交通グループホールディングス取締役。1956年6月6日生まれ、58歳。


情報提供:トラベルニュース社