「おとな旅」が人気 "神戸愛"をツアーに反映

 神戸市のグルメや文化、自然などを市民アドバイザーの案内で楽しむ日帰りツアー「おとな旅・神戸」が人気だ。今年1-3月に実施した第1弾に続き、6月1日から始まった第2弾も発売と同時に定員に達し、早くも追加催行を決めたコースもあるほどだ。

 おとな旅・神戸は「神戸ならではの特別な時間」をテーマに、神戸にゆかりがあり街の楽しみ方に精通した作家や編集者、料理人、老舗店主らがツアーを企画し案内する。第1弾では宿泊者以外では食べられないホテルの朝食をホテルシェフ自らの案内で体験するプログラムや、人気編集者と楽しむ下町飲み屋のはしご酒体験などが人気を集めた。

 第2弾は6-7月末の期間に57のツアーを設定。このうち、5月19日からの予約受け付けと同時に35ツアー44本が完売した。人気店のシェフに教わるパンやスイーツづくりなど8つのツアーは急きょ追加で実施を決めたほど。

 このツアーの魅力について、5月15日に大阪市内で行われたトークショーで市民アドバイザーは次のように紹介していた。

 作家の玉岡かおるさんは、日本の近代建築に大きな足跡を残したヴォーリズが1928年に設計したブロインドリーフ本店(旧神戸ユニオンチャーチ)へのツアーを企画した。玉岡さんにはヴォーリズ夫妻を描いた「負けんとき~ヴォーリズ満喜子の種まく日々」の著作があり、夫妻の生き様を同店で語る。「生命力を感じさせる建物です。おしゃれしてぜひ参加ください」と玉岡さん。

 南京町商店街振興組合の曹英生理事長は、フランス菓子工房を訪れ中華だけではない南京町の魅力を伝えるツアーを企画した。昔の神戸に迷い込んだようなワクワク感があるという。

 編集者の楢﨑寛さんは、神戸市に本社を置くアパレルメーカー・ワールドのヒット商品を生み出す企画室などを訪問するツアーを企画。「神戸ファッションは、実体はない。歴史的風土を使いこなすことでスタイルができています」と、ファッションのまち神戸の裏側を紹介する。

 そのほか3人は超進学校として知られる灘高見学ツアーや、日本最古の神戸ゴルフ倶楽部でラウンドできるツアー、ミナト神戸の産業を支えた三菱重工神戸造船所の見学ツアーなどをおすすめのツアーとして挙げていた。


情報提供:トラベルニュース社