ハワイ、14年の日本発MICE、10%増へ-隣島の活用アピール

  • 2014年4月14日

(左から)オアフ観光局セールス部長の渡辺真理恵氏、HTAブランド・マネージメントのミキ・ワカイ氏、カウアイ観光局営業部長のリサ・ナカマス氏、ビッグアイランド観光局シニア・ディレクター・オブ・セールスのデビー・ホーガン氏、マウイ観光局セールス・ディレクターのシェリー・ドゥワング氏 ハワイから各島の参加者がこのほど来日し、東京と大阪の主な旅行会社7社それぞれに対し、ハワイでのMICEをアピールするセミナーを展開中だ。4月14日には業界誌3誌で合同インタビューを実施。ハワイのMICEの現状と隣島の魅力を紹介した。

 ハワイ州観光局(HTJ)によると、2013年の日本人訪問者数は約152万人。「MCI(ミーティング、コンベンション、インセンティブ)」目的での訪問者数は前年比66.8%増の8万7369人。2014年の目標は前年比10%増とした。

 また、全体に占めるMCIの割合は、2013年時点で約5.7%のシェア。HTJ営業本部長の寺本竜太氏は、引き続きMICE、特にミーティングやインセンティブに注力することで、将来的には「全体の19%までシェアを引き上げたい」と意欲を示した。

 寺本氏によると、13年は特にコンサートやファンミーティングやイベントなども含むインセンティブが178.9%増の7万5501人と大きく増加。HTJではコンサートやファンミーティングを契機に若い女性の取り込みに力を入れているところ。ハワイに3年以内に再訪するリピーター率は約62%であるとし、未婚の若者層をハワイに呼び、ハネムーンや家族旅行での再訪につなげたい考えで、エンターテイメントに力を入れているとした。

次ページ>>>▽隣島でのMICEを強化-座席確保の課題も