海外旅行業況、ハワイなど上向き、業態別はインハウス堅調

 10月から12月までの見通しについては、全体がマイナス17で、現況よりも6ポイントの増加。業態別では、海外旅行系旅行会社がプラス6となり、インハウスもマイナス2を維持し、このほかでも総合旅行会社が15ポイント増となるなど、改善の傾向が明確に出ている。顧客層では、現況と同じくシニアがマイナス5で最も活発であったほか、ハネムーンが7ポイント増、インセンティブが6ポイント増となるなど数値が向上した。

 方面別の動向は、ハワイが現況よりも5ポイント減ながらマイナス2で最も高く、次いでヨーロッパが現況と同じマイナス5。オセアニアも3ポイント増と回復が継続しする見通しだ。中国はマイナス81、韓国はマイナス71と低迷が続いている。

 なお、国内旅行は現況がプラス12で2004年以来の2桁に。前回見通しの15は下回ったが、横浜と浦安を含む東京がプラス27と高い数値を維持したほか、伊勢、出雲、富士山などが好調で、北海道も14ポイント増のプラス10と大きく伸びた。