マスターカード、法人向けプリペイドカード開始、ICチップ搭載

  • 2013年9月24日

 マスターカードは9月24日、グループ会社でプリペイドカード「キャッシュパスポート」を販売するアクセスプリペイドジャパンと、ICチップ付きの法人向け海外専用プリペイドカード「MasterCardコーポレートキャッシュパスポート」の提供を開始した。マスターカードによると、日本で発行される法人向けプリペイドカードでICチップ搭載のものは今回が初めて。ICチップ導入により、高い安全性を確保しているという。

 キャッシュパスポートは、海外渡航前に日本でチャージをすると、世界210ヶ国以上のマスターカードATMから現地通貨が引き出せるもの。世界3500万店舗のマスターカードの加盟店での買い物の際、デビットカードのように利用することも可能だ。さらに、MasterCardコーポレートキャッシュパスポートの場合、導入した法人は新規カード発行や残高、利用明細などをオンラインで一元管理するサービスが利用できるという。

 マスターカードでは出張の際、必要なときに現地通貨の引き出しや加盟店での支払いができ、予定外の出費の際も会社にチャージを依頼することですぐ費用が用立てられる点をアピール。帰国後の建て替え精算も不要で、そのまま次回の出張時に使うことができ、無駄な両替が不要で現金よりも経費削減になるという。

 また、MasterCardコーポレートキャッシュパスポートの為替手数料は3.5%で設定しており、2013年8月現在、ほとんどの海外通貨で現金両替よりも有利な手数料で両替できるとした。