米国、2021年に観光客1億人めざす-ラスベガスでパウワウ2013

米国への観光促進に向けて
今後のIPW、2014年はシカゴで

ロジャー・ダウ氏とロッシ・ラレンコッター氏によって次々と発表されるIPWの開催予定地

 USTのナショナル・チェアであり、ラスベガス観光局プレジデント兼CEOでもあるロッシ・ラレンコッター氏は、米国へのさらなる観光促進に向けての課題として「米国がビジネスについてオープンであることのさらなるアピール、ビザ緩和、入国に要する時間の短縮」を挙げ、今後の努力を誓った。

 また、2020年までの今後のIPWの開催地予定も発表され、2014年から順にイリノイ州シカゴ、フロリダ州オーランド、フロリダ州マイアミ、ワシントンD.C、コロラド州デンバー、カリフォルニア州アナハイム、そしてネバダ州ラスベガスとなった。

次回IPW開催地シカゴについて、同観光局のドン・ウェルシュ氏が観光ポイントについてアピール

 次回開催地となるイリノイ州シカゴ観光局のプレデント兼CEOのドン・ウェルシュ氏は「1998年以来のIPWの開催になるが、シカゴはタワー、アートミュージアム、5000軒に及ぶレストランなど観光的な魅力が増している。2020年までに1500万人の旅行客の獲得をめざしており、その弾みとなることを期待している」と述べた。




デルタ航空、新しい内装のB767-300型機、快適さが一段とアップ

DLのB767型機 今回、ラスベガスまではデルタ航空(DL)を利用。同社は成田と羽田の双方から毎日ロサンゼルスに向けて直行便を運航しており、ロサンゼルスからラスベガスへは1時間の短いフライトだ。羽田/ロサンゼルス間は、新しい内装のボーイングB767-300型機で、ビジネスクラス「ビジネスエリート」は、180度水平になる最新のフルフラットベッドシートを搭載。マッサージ機能も付いたリクライニング調整ボタンに調光式の読書灯もあり、使いやすさがアップしている。

 また、ウェスティンホテルがDL専用に開発した「ヘブンリーベッド」製のコンフォーター(布団)と枕は、軽くて心地よく、機内で快適に眠れる。ライフスタイルブランドの「Tumi(トゥミ)」オリジナルケースに、MALIN+GOETZのスキンケア製品をセットしたアメニティが付くのもうれしい。

新ビジネスクラスシート また、ワンランク上のエコノミークラスであるエコノミーコンフォートは、足元が従来のエコノミーより約10センチメートル広く、リクライニング角度は約1.5倍なので寛ぐことが可能。さらに、エコノミークラスを含む全座席にオンデマンド型個人用モニターを搭載しており、空の旅を楽しめる。6月3日に羽田からの初就航便が飛んだ羽田・シアトル線に使用されているのも、このB767-300型機。ビジネス需要の期待に応え、快適に目的地へ乗客を運ぶ。

取材:小野アムスデン道子
取材協力/デルタ航空