楽天トラベル、インバウンド拡大に意欲-スマホ対応強化も

  • 2013年7月8日

▽スマホ対応強化、最適化進める-間際予約が好調

楽天トラベル代表取締役社長の山本考伸氏 また、楽天トラベルでは引き続きスマートフォン経由の流通拡大もはかる。山本氏によると、2013年6月の国内施設予約流通総額は103%増であったが、これにはスマートフォン向けページのリニューアルやメールマガジンの最適化などの対応が奏功しているという。

 例えば、ページのリニューアル後、アクセス数に対して商品が売れる確率を示す転換率(コンバージョンレート)は、前月比0.25ポイント増となったという。また、メールマガジン経由の流通総額も、最適化前後で比べると10.3%上昇した。

 今後も、スマートフォン向けトップページのリニューアルや予約ステップの簡素化をおこない、ユーザーの利便性をさらに高める計画。宿泊施設向けのテンプレートも最適化し、充実させることでブランディングに活用できるようにしていく。

 なお、山本氏はスマートフォンを含むモバイルの予約傾向も説明。2013年5月の国内施設予約流通総額ベースでみると、出発1週間前の予約ユーザーはPC経由が27.0%に対し、スマートフォン経由は44.1%と「スマートフォンは直近予約に強い」傾向。EXPPO会場内参加者へのアンケートでも、参加者の約75%が1週間以内の予約が増えていると回答し、50%超が当日予約限定機能があれば活用したい意向を示したという。