HISのチャーター会社、7月に成田・関空/タイ線へ-GSA設置、他社営業も

  • 2013年6月12日

▽タイ/韓国、中国線を計画-第3国チャーターも検討

B767ー300ER型機  今後の路線展開については、タイを拠点に中国や東南アジア全域へのチャーターを実施していく考え。グアムやハワイ、ロシアやヨーロッパなどへの展開も検討しているという。現在同社はB767型機を2機保有しているが、5年後までに20機に増やす計画だ。

 今年の10月以降は、各国の繁忙期を考慮して路線を展開していく。たとえば10月はタイの夏休みであり、ビザ緩和後の需要拡大も見込み、引き続きタイ/日本間のチャーターをおこなう可能性もあるという。また、中国の国慶節や春節のタイミングも考慮していく。さらに、近年タイへの需要が増えているロシアについても、就航先として検討しているとした。

 加えて、第3国チャーターも実施していく。2015年のASEANのオープンスカイを踏まえた展開や、カンボジア、パラオ、サイパン、ミャンマーなど第3国チャーターが就航しやすい地域への就航も検討する。このほか、イスラム教徒ののメッカ巡礼の際のチャーターや、国際連合軍の派遣の際のチャーターなど、多様なケースに取り組んでいくとした。

 こうしたアジアでを中心にした戦略は、HISの「世界No.1の旅行会社をめざす」という目標に基づくもの。平林氏は「世界的な旅行会社は航空会社を保有している」とし、グループ会社に航空会社を有することは「世界展開を考えると、必ず必要になる」点を強調した。

 詳細なスケジュールは下記の通り。

▽成田/バンコク線運航スケジュール(7月19日~9月29日)
NRT 11時30分発/BKK 17時00分着(デイリー)
BKK 01時00分発/NRT 09時00分着(デイリー)

▽関空/バンコク線運航スケジュール(7月27日~9月27日)
KIX 11時00分発/BKK 14時30分着(デイリー)
BKK 00時30分発/KIX 08時00分着(デイリー)

※訂正案内(編集部 2013年6月14日12時30分)
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