トップインタビュー:CX日本支社長 クラレンス・タイ氏

尖閣で打撃も回復傾向、13年は香港復活へ
LCCは公平な競争環境望む

-尖閣問題による需要減についてどのような対応を取られたのでしょうか

タイ 落ち込みのカバーとリスク分散を目的に、東南アジアやインドへの需要取り込みを進めた。本社側もこれに対応してフィリピンのクラークやタイのチェンマイ、インドのハイデラバード、カルカッタ、ミャンマーのヤンゴンなどに路線を開設し、今年3月にはベトナムのダナンへの乗り入れも計画している。

 今後も、CXは強いネットワークを持っていることを強調していきたい。例え香港への需要が落ちたとしても、他のデスティネーションに行く時にCXを思い出していただけるようになれば一番良い。

 実績もかなり良い結果が出てきている。日本発のお客様のうち、香港行きが4割、以遠が6割だが、東南アジアだけで見ると昨年のシェアが1桁だったものが、今は12%以上に伸びた。


-様々なリスクがある中で、今後の香港と以遠路線の需要バランスをどのように取っていかれるお考えでしょうか

タイ ベストのバランスというのは難しい。週120便も運航しており、香港へのお客様の減少は非常に痛手だ。以遠をどのようにプロモーションしても、短期間で需要をすべて取り込めるわけではない。

 香港への日本人訪問者数は毎年130万人程度で安定している。香港出身の私からしても素晴らしい都市で、今は渡航意欲が減少しているかもしれないが、先程も話した通り香港の良さをもう一度アピールし、ネガティブイメージを修正したい。

 以遠についていえば、例えば中東やアフリカなどへのネットワークを強化していきたい。