JTB中部、年末年始の海外旅行は6.7%増-タイ、米国の伸び率高く

  • 2012年12月6日

 JTB中部が発表した、年末年始(2012年12月23日~2013年1月3日)の予約状況で、海外旅行は前年比6.7%増となった。今年は1月4日を休めば9連休が可能、となる日並びのよさもあり、長期休暇を利用した旅行が好調に推移。グアムやハワイなどのリゾートに加え、ヨーロッパやアメリカなどの長距離方面も人気だという。伸び率では、洪水の反動もありタイが322.5%増と最も高く、次いでアメリカが196.4%増、ハワイが35.0%増、グアム・サイパンが25.0%増、ヨーロッパが10.1%増となっている。

 販売人員ベースでは、1位がグアム、2位が韓国、3位がハワイとなった。韓国と中国は国交問題の影響もあり前年を下回る見込みだが、グアムやハワイなどのリゾートや、アジアではタイ、台湾の人気が高い状況だ。出発日は第1ピークが12月30日、第2ピークが1月2日で、方面により分散傾向にあるという。

 国内旅行は10.5%増と好調に推移。12月後半はやや低調だが、1月1日から4日は33%増から258%増と前年を大きく上回った。東京が引き続き好調で、東京ディズニーリゾートもオフィシャルホテルの予約が前年を上回る状況で推移している。また、日並びのよさから長距離方面も人気で、方面別では1位が沖縄、2位が九州、3位が北海道となった。宿泊数は長期化しており、例年は2泊3日が主流だったが、今年は3泊4日が人気だ。出発日ピークは12月30日となっている。

 なお、データは中部8県のJTBグループ店舗の受注状況、エースJTB、ルックJTBの予約状況などをもとに取りまとめた。