アメリカン航空、USエアと合併交渉、秘密保持契約結ぶ

  • 2012年9月3日

 アメリカン航空(AA)の親会社であるAMRコーポレーションは8月31日、USエアウェイズ(US)と合併を検討するため秘密保持契約を締結したと発表した。同契約に基づき、両社の機密情報を相互に提供するとともに、AMRの無担保社債の債権者委員会と緊密に協力し、経営統合の可能性を探るという。

 なお、AAでは2011年11月、コスト構造の競争力の低さと組織の非効率性の改善をめざしてチャプター11(連邦破産法11章)を申請。今年2月に来日したAA副社長のケビン・E・コックス氏は、約1万3000人の人員削減などのコスト削減や、路線網拡大などによる収益増で約30億米ドルの財務改善に取り組み、2012年内に再上場をめざす計画を説明していた。