JATA旅博、申込数は305団体、業界日セミナーの詳細発表

  • 2012年8月8日

 日本旅行業協会(JATA)によると、「JATA旅博2012」の申し込みコマ数は8月6日現在、305団体・企業、896コマとなり、過去最大の出展規模になる見込みだ。主催者展開ブースを含めると約1100コマになる予想だという。

 今年は本格的に国内旅行やインバウンドを加えたことで、国内の大手ホテルチェーンの出展数が増加。地方自治体や語学、留学ゾーンで初出展企業が増えたという。また、大コマ出展者の多くは、ブランドUSAパビリオンのように、観光局や航空会社、ホテルなどの旅行関連事業を集結させて共同出展を実施している。さらに、今回は旅行会社の出展エリアを会場中央に配置。消費者に対し旅行会社の機能をより強くアピールしたい考えだ。

 今後は引き続きSNSを活用した告知展開をおこなうとともに、全国誌やフリーペーパーも利用し、若者からシニア層まで幅広く告知していく。また、駅貼りポスターに加え、旅行会社に対し、店頭でのポスターの掲出を呼びかけていく。

▽JATA旅博、業界日セミナーは23種類、訪日旅行やエコツーリズムも

 また、業界日セミナーの詳細も決定。今年は海外旅行関連のセミナーに加え、国内旅行関連や苦情対応、IT関連、バリアフリー、リスクマネジメント、広報、着地型旅行商品など、職種や担当のセグメントごとに23のセミナーを設定した。「新しいビジネス拡幅~インバウンド事業をはじめよう」と題し、初めて訪日旅行を扱おうとする旅行会社向けのセミナーも初開催する。さらに、治安の回復によりツアーの造成が進むミャンマーや、エコツアーへの取り組み方を学ぶセミナーも初設定した。

 なお、業界日は旅行業関係者専用で、入場は無料。JATAではJATA旅行業界向けウェブサイトで、オンラインでの事前登録を受け付けている。